
こんにちわ!2018年、浦安市の成人式がディズニーランドで行われているニュースを見て懐かしくなりました(^^
今回は私のディズニーキャストの経験から自信の体験談を書いてみたいと思います!
ちょうど私も成人する頃に働いていたので、もうあれから10年経ってしまうのかとつい遠い目をしてしまいます…(笑)
首都圏の電車、特に千葉東京埼玉あたりの電車には時折キャスト募集の広告が出ていたりして、どんな感じだろうと興味を持ったことある方もいるのではないでしょうか?
エントリー、面接、採用、デビューそして勤務…どんな経過を経てキャストになるのか、夢を守りつつ、お給料や勤務の時間・内容など働く上で気になる部分も併せてご紹介します!
あくまで私の体験談であり、先にも書いた通り10年ほど前のことなので今と変わっている部分があるかもしれませんがご了承ください(;´∀`)
キャストの仕事は正直大変な面も多々ありましたが、とてもいい経験になりました!
それではどうぞお付き合いください(*’▽’)
ディズニーキャストのなり方、職種や面接のハナシ

ディズニーのキャストというのは実に様々な仕事があります。
大きく2つに分けられていて、オンステージ(ゲストの目に触れる・接客)とバックステージ(裏方・非接客)です。
オンステージでの仕事、代表的なものはアトラクションやお土産屋さん、お掃除のキャストなど。
バックステージのお仕事は、カリナリーキャストと呼ばれるレストランなど厨房での調理や、クラークと呼ばれる事務のお仕事などがあります。
公式サイトを見るとより詳しく紹介されていますので興味のある方はご覧ください(*’▽’)
これも入社して早い段階で教わるのですが、ディズニーリゾートというのは「青空を背景にした巨大なステージ」として運営されています。
ステージなので従業員をキャストと呼び、お客様をゲストとお呼びするのです。
まずは面接予約!
そしてこの様々なお仕事、常に募集しているわけではないのです。
私のいた頃は、ランドやシーのパーク、周辺のホテルなどを含めてディズニーリゾートで働くアルバイトは3万人近くいると聞いていましたが、とにかく人数が多いので小出しにやっていたららちが明かないので、期間を決めて募集して集団面接会が開かれています。
(稀に看護やソムリエ、裁縫系などの専門職は少数で別途求人が出ていることもあります)
公式サイトにアクセスし、面接会の予約をします。
日時は毎回決まっているので、要確認です。
いざ、面接会場へ!
面接会の日が決まって当日、私が受けた時の会場は運営会社オリエンタルランド内の広い会場でした。
会場はとにかく人が多いです(;´∀`)
服装はスーツの人もいましたが、基本的には私服の方が多かったですし、私もシンプルなブラウスとひざ下丈のスカートで臨みました。
露出が多いとか、あまりにも極端な格好でなければ割と寛容なようです。
面接会場内でおこなうこと
会場に入りおこなったことは大きく3つ。
申し込み票の記入、採寸と写真撮影、面接。
まずは申し込み票ですが、住所氏名などの基本的な情報のほかに、希望職種を書く欄があります。
なので、面接会に行く方は事前に公式サイトを見て、どんな職種があるのか確認していきましょう。
ここは確か第5希望まで欄がありましたが、全て書く必要はないです。
全て書かなくてもOKですが、人気職種のみ書いた場合は採用確率が落ちますので、よく考えて書きましょう。
と、言いつつも私が書いたのは第1希望にアトラクションキャスト、第2希望にカストーディアルキャスト、以上という人気が集中する職種のみでした(笑)
アトラクションキャストは、その名の通りアトラクションで行ってらっしゃいと手を振ったり、ゲストをご案内したりしている花形と言われている職種で、カストーディアルキャストは、いわゆるお掃除の人ですね。こちらもかなり人気があります。
全体を通してこの2つに人気が集中しています(*’▽’)
申し込み票を書いたら、次は採寸。
基本的に接客非接客に関わらず、キャストには制服があります。
そのための採寸と、申し込み票に添付するための顔写真の撮影をしました。
いよいよ面接

申し込み票の記入、採寸、写真撮影が終わるといよいよ面接です。
広い会場に机といすがたくさん置かれていて、1対1の形式での面接となります。
この時私はとてもラッキーでした。
アトラクションキャストの社員さんが面接官だったのです。
そしてのちの上司となりました(笑)
面接官(以下、面)「アトラクションキャストが第1希望なんですね。私もアトラクションで社員をしていますが、楽しい分大変なことも結構ありますよ(にっこり)」
私「前職が職人だったのでその反動でどうしても接客がしたくて…(にっこり)」
面「なるほど。化学繊維でかぶれたり痒くなったりしますか?アトラクションやエリアによっては、肌が弱い人には向かないコスチューム(制服をこう呼びます)を着てもらうので…」
私「金属アレルギーがありますが化学繊維は大丈夫だと思います。」
面「そうなんですね。コースター系は乗れますか?希望のアトラクションはありますか?」
私「コースター系は一応乗れます。あ、シーのタワーオブテラーの様な上下に動くものは苦手です。ホーンテッドマンションとプーさんのハニーハントが好きで働けたらいいなと思っています。」
面「ディズニーシーよりディズニーランドの方がお好きですかね?というかファンタジーランドがお好きですか?私、イッツ・ア・スモールワールドの社員なんですけど…」
私「好 き で す!(食い気味)」
面・私「(笑)」
こんな感じで思っていたよりもフランクなやり取りをして、その他質疑応答や、服装身だしなみなどの注意、今後の流れを聞いて終了しました。
採用通知!
それから1週間ちょっとが過ぎた頃、採用の電話をもらいました(*’▽’)
その時、出社日と採用職種、アトラクションキャストだったので配属先も聞かされました。
アトラクションキャスト希望の人には先ほどの会話の中にあったように、コースター系に乗れるか否かという質問は必ずあるようです。
なんでかというと、アトラクションキャストは勤務中にライドスルーといって、実際に自分も乗り込み、ゲスト目線でアトラクション内に異常がないか見ることがあるのです。
そのため、コースター系が苦手な人がうっかり配属されてしまうと、怖いし乗っても見るどころじゃなくなりますよね。
その辺りや、化学繊維にかぶれるか否か、もろもろ考えて働きたい・問題なく働けるエリアやアトラクションをいくつか絞ってくることをおすすめします。
面接会から採用はこんな感じでした。
ちなみに面接会でお土産としてオリジナルのボールペンをいただきました。
ディズニーファンはテンション上がると思います(*´ω`*)
ディズニーキャストの勤務体系やお給料などのハナシ

夢の国のちょっと現実的な話です。
働く上では大事なことなので、なるべく夢を壊さないようにご紹介したいと思います。(笑)
ディズニーキャストの勤務体系
まずは面接の時にも聞かれるのですが、週に何日勤務できるか。
基本的に採用しているのは週2日か週5日のいずれかです。
平日に学校がある学生なら週2日。
フリーターや主婦など時間のとれる人は週5日。
週2日の人は土日勤務になることがほとんどです。
週5日の人は平日のみの人と、土日含む人に分かれます。
私はフリーターでしたが休日も大事にしたかったので平日5日の勤務にしました。
それともう1つ。
早番と遅番の希望も聞かれます。
私は朝が弱いし寝坊して遅刻するのは避けたかったので遅番にしましたが、私のような人や遠方から通っている人が遅番組には多くいました。
あとは年パスを持っていて、午前中はゲストとして来園。
おっかけをしているダンサーさんの写真を撮って出社。
そんなコアなファンのキャストもたまにいます。
また、早番組には他のアルバイトと掛け持ちしている方や主婦の方が多くいました。
中には早番遅番どちらでもいけるとアグレッシブに働く人もいます。
勤務開始時間は日によってまちまちで、スケジューラーさんと呼ばれるバックステージの方がシフトを組みます。
早番の場合は早い日だと7時前から始まり、15時頃に早番遅番の入れ替わりをして遅番は22時半頃まで働きます。
前もって言えば休みの日の調整は可能ですが、平日勤務の人は平日に祝日があっても出勤になりますのでご注意。
その逆に、週2日勤務の学生さんは長い休み期間になればガッツリ出勤することも可能です。
1日に働く時間は休憩ありで8時間ほどが多いですが、長期休暇の学生キャストがたくさんいたり、思っていたよりゲストが少ない日は稀に「解消」というものが発生します。
いわゆる早上がりです。
一般的なアルバイトは早上がりの場合、その上がった時間までの時給ですが、ここでは少しではありますが、帰ってしまった分もお給料が出るのです。
キャスト時代の体験談を聞かれた時にこれを話すと、たいていの人は真顔で「それええやん」となります。(笑)
ディズニーキャストの給料
続いてお給料についてですが、これは職種により若干異なります。
私のやっていたアトラクションキャストでは、約2か月のトレーニング期間は時給900円。
トレーニング期間を終え独り立ちすると時給1000円になりました。
早朝深夜の手当もありますし交通費も支給されます。
出勤退勤はIDカードですべて管理されます。
条件の合う人は雇用保険や健康保険などもつき、この辺りはごく普通のアルバイトと同じスタイルです。
ディズニーキャスト独自の福利厚生

ここからはディズニーキャストで良かった!と思えるような独自の福利厚生です。
- 近隣のショッピング施設イクスピアリ内対象店舗での割引サービス
- 新アトラクションがゲストに公開される前に試乗できる
- カヌーレース大会やサンクスデー(社員がキャスト、アルバイトのキャストがゲストとしてパーク内で楽しめる日)などのキャスト限定のイベント
- キャストショップ(キャスト専用のお店があり、限定品が買えたりします)
そしてそして、今はどのくらいの頻度かわかりませんが私がいた時は季節に1回、なので年に4回ですね。
なんと、パスポートがもらえるのです!しかもペア!
これはかなり嬉しかったです。
自分自身がゲストとしてパーク内で楽しんで、他のキャストからヒントを得たり、ゲスト目線になって見て、今後の仕事に役立ててほしいという目的で配布されています。
パスポートにはキャスト用とわかるように書かれているので転売は不可、イベント日などで入場制限がかかっている日には使えないのですが、なかなか太っ腹ですよね( ´ ▽ ` )
あと今はなくなってしまったのですが、私がキャストだった頃、ディズニーシーの側にシルクドソレイユの常設劇場ができたので、そのペアチケットもいただきました。
このように、ディズニーのキャストはアルバイトとしてのスタイルは一般的なものですが、福利厚生は最高です。
これは、福利厚生とは少し違う気もしますが、「クラス」と呼ばれる特別な勉強をする機会があります。
受けられる人数が限られていて、受けられないことの方が多かったり、ひっそりと開催されていて知らなかったなんてこともよくあるのですが、キャストとしてのスキルアップを図ることもできます。
私も1度しか受けたことがないので全貌は知らないのですが、手話や英語などのクラスもあるようです。
手話ができるキャストは、ゲストから見てわかるようにミッキーの手のイラストが描かれたバッジが付いています。
バッジついでに余談ですが、キャストはほとんどかアルバイトです。
私のいたアトラクションも早番遅番それぞれで一クラス強分くらいのキャストがいましたが、所属の社員さんはたったの4人でした。
夢の国とはいえ、大変なこともあるので(どの仕事もそうですが)アルバイトの入れ替わりも激しいのが現状です。
そんな中生き残り(?)、ベテランレベルの仕事ができるようになったキャストは「トレーナー」になることができます。
トレーナーになると、社員にかわって新人キャストの教育係をすることができます。
もちろんその分お給料もあがりますよ( ´ ▽ ` )
そんなトレーナーさんも実は特別なバッジがついてます。
トレーナーさんは名札の脇にピノキオに出てくるジミニークリケットの絵が描かれたバッジがついているので、もし来園して困ったことがあった時は、ジミニーのバッジがついているキャストが近くにいれば間違いなく助けてくれます。
ついてないキャストでもちゃんと対応できるように日々教育されていますが、たまにデビューしたてのキャストだと慌ててしまって手間取ることもありますからね(^_^;)
私もデビューしたての頃は先輩に頼りまくりでした…(笑)
アルバイトでもちゃんと段階を追って昇級昇格できるようになっているのも嬉しいですよね。
ディズニーキャストのお仕事。ここが大変!
チラチラと書いていますが、楽しくもありとても大変なお仕事です。
どのお仕事も大変なのは当たり前ですが、ディズニーキャストならではの大変さもあるのです。
ここが大変!ディズニーキャスト

- 覚えることが多い
- 守ることが多い
- うっかりミスがあると始末書
- 人間関係も…
- コスチュームの管理
アトラクションキャストとしての体験談で書かせていたたきますが、とにかく安全が第一です。
一に安全、二に安全。三四がなくて五に安全。
ゲストにもキャストにも危険が及ばないよう、青空を背景にした巨大なステージの運営が滞らないよう、日々とても神経を使っています。
驚くようなゲストの行動でアトラクションが一時運休になったりすることもありましたが、未然に防げるよう、万が一起きてしまっても、誰にも何にも被害が及ばないよう、どう行動したらいいのかトレーニング期間にみっちり教え込まれます。
安全もかなり大事にしていますが、夢を壊さないように日々様々な制約もあります。

例えばキャストは勤務中どこにいようと走ってはいけませんし、ゲストと一緒に写真に写る時はピースをしてはいけません。
もちろんそれぞれにちゃんとした理由があります。
安全のためであったり、ここが夢の国であること。ゲストの楽しい夢のひと時を覚ましてしまったり、誰かが不快になったり悲しんでしまうことがあってはなりません。
ゲストの安全と楽しい気持ちを守るためにキャストは様々なルールを守って働いています。
これも結構覚えることが多いんです。
覚えることが苦手な私は少々苦労しました。
安全のため、ゲストのため、たくさんのことをトレーニング期間にみっちり教え込まれ、試験をパスして初めて一人前のキャストとしてアトラクションに立つことができるのです。
ゲストの中には理不尽なことを言ったり、逆にゲストの願いを叶えられなくて悔しい思いをしたり、そんなこともありましたが、これはどの接客業でもありうることですね。
ただ、ゲストの数の多さは他のアルバイトではなかなか経験できないのではないでしょうか。

ディズニーランドには一日で少なくても2万人3万人、多い時は7万人以上のゲストが来園します。
私のいたアトラクションはどの年齢でも乗れるので来園者の3人に1人は乗っていると言われていました。
だから3万人来たとして、乗りに来るゲストは1万人。
もちろん全員を接客するわけではないのですが、人混みに揉まれながらそれなりの数のゲストの対応をするので様々なことが起こります。
危険に繋がりうるミスが起こると反省と今後繰り返さないように始末書を書かされることもあります。

少々夢がないかもしれませんが、アルバイトだろうとキャストの一員として、夢と安全を守るためには必要なことだと私は思います。
ゲストもそれなりの数ですが、キャストもそれなりの数がいます。
キャスト時代によく聞いていたし、実際感じたのはアトラクションによってキャストの雰囲気がやっぱり違います。
私のいたエリアは割と穏やかな可愛らしいものが多かったので、女性キャストが多めで、そのせいか女特有の派閥のようなものが一部ではありました。(笑)
逆にキャストが船を漕いだりするアトラクションもあり、そういったところは男性が多かったりスポーツマンタイプのキャストが多かったりします。
この辺りも希望アトラクションを出す上ではよく考えた方がいいかもしれませんね。
コスチュームの管理

最後にキャストのコスチュームですが、貸し出しをする場所があって、交換のタイミングは個人に任されています。
そして個人にそれぞれロッカーがあるのですが、キャストの数が多いので結構狭く密集しています。
夏場とか汗をかいてそのままにしておくとうっかりカビが生えてしまったりすることがあります。
コスチュームを破損や汚損すると最悪の場合弁償しなくてはならないので、私はロッカーに除湿剤を常に2つほど入れていました。
また、以前こっそりコスチュームを転売したキャストがいて問題になったらしく、それ以来多くのコスチュームにICチップがつけられて、キャスト個人のIDカードと合わせて貸出の管理がされるようになりました。
なので、ちょっとズボラな人や忘れっぽい人は気をつけないといけないかもしれませんね(^_^;)
コスチュームの交換も結構気を使って私的には大変でした。(ズボラなので…笑)
大変だったことはたくさんありましたが、それでもやっぱりキャストとしての仕事は学ぶことも多く私自身のスキルにもなったので、働けて良かったと思います。
新たに仕事をする際も履歴書に書けば大体の方が反応してくれるし、接客業なら「ディズニーで働いてたなら安心だね」と好感を持ってくれます( ´ ▽ ` )
まとめ
・キャストになりたい人は面接会の予約をしよう
・職種は大きく分けて接客と非接客、特に人気なのは接客のアトラクションとカストーディアルキャスト。第5希望まで出せるので下調べをして決めて行くべし
・勤務スタイルは土日メインの週2日か平日のみ、もしくは土日含む週5日で早番と遅番がある
・アルバイトとしてのお給料や保険などの雇用スタイルは一般的だが、福利厚生はオイシイ
・アトラクションキャストになりたければ働きたい場所、働ける場所を明確にしておいた方が吉
・仕事はぶっちゃけ大変。でもそれ以上のものを得られた!(あくまで私の体験談ですがオススメ)
結構なボリュームになりましたが、私のディズニーキャストの体験談と採用から勤務までのご紹介でした!
短い期間でしたが本当に大変でした(笑)
結局私は、日々仕事で声を張ることによって喉を壊し退職してしまいましたが、今後の人生に役立つものをたくさん得ました。
マダムなキャストやダンディなキャストも中にはいますし私も機会があればまた働きたいと思える、そんなお仕事でした。
あー、ディズニーいきたい!(笑)
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