
エクストリームスポーツをご存知でしょうか?知っている方は“若者のスポーツ”といったイメージかもしれませんね。
エクストリームスポーツとは簡単に言えば、技の難易度や危険さにより興奮度を高めたり、ファッション性や音楽も重要視されるスポーツの総称です。
では性別や年齢は限られるのか?ファッション性とか音楽性とかまで考えられない!という方はできないのかといえばそんな事はありません。
興味を持った方が気軽に始めて十分楽しめるものがあります。その中でも、年齢や性別、季節に左右されず、一人でも家族でも楽しめるもの3つをご紹介したいと思います。
子供一緒にできる!運動不足解消のエクストリームスポーツ3選!
1.クライミング(ボルダリング)
最近よく見聞きするようになったクライミング。クライミングにもさまざまなジャンルがあるので、ここでは誰もが始めやすいボルダリングについてお話しします。
ボルダリングは、使う道具がクライミングシューズと滑り止めに使うチョークのみという必要最低限の装備で壁を登るというものです。
2020年東京オリンピックの正式種目としてスポーツクライミングが新しく認定されたこともあり、最近ではメディアでもよく取り上げられています。
誰もが気軽に始められるスポーツとしての認知度も上がってきたのではないでしょうか。
ボルダリングジムも全国に増え始め、必要な道具は購入しなくてもジムでレンタルできるので、子供と一緒に始めるにはもってこいです。
子供用シューズのレンタルがあったり子供専用の壁を設置しているジムもありますので、お子さんも安心安全に楽しめます。
ロープを使ったリードクライミングやスピードクライミングとは違い、ボルダリングは梯子が登れるならすぐにでも始める事ができます。
特殊な事をするわけではないので最初のうちは筋力や握力もそれほど必要ありません。
万が一手を滑らせて落ちたとしても、床には十分な厚みのあるマットが敷かれているので大丈夫です。
ジムによっては冷暖房が完備されていますので、季節や天候問わず行うことができます。
もちろん屋外でもボルダリングは可能ですが、安全に設計された整備されているジムとは異なり危険を伴いますので、必ず経験豊富な方と一緒に行くようにしましょう。
2.アグレッシブインラインスケート
ローラーブレードなら聞いたことがあるという方もいらっしゃると思います。
ウィールと呼ばれるタイヤがブーツの底に縦に4つついたインラインスケートという専用の靴を履いて行うスポーツです。(ちなみにローラーブレードというのは会社名です。)
その中でもアグレッシブインラインスケートというジャンルがあります。これはアグレッシブ用に設計されたブーツを用いて、スケートパークで様々な形のセクション(設備)を使って技の難易度を競うというものです。
日本ではあまり知られていませんが、X-GAME(エックスゲーム)という世界大会も開催されていて競技人口も多く、世界的に有名なスポーツです。日本でも世界で優勝するレベルのプロ選手がいて活躍しています。
このスポーツ、ブーツを履きなれないうちは転びます。それも数えきれないほど。ですから必ずヘルメットやプロテクターを着用しましょう。
最初にスケーティングに慣れる必要がありますが、個人差はあるものの慣れるとほとんど転ばなくなります。
そしてただスケーティングをするだけでは物足りなくなるのでセクションという大型設備に挑戦してみましょう。
これがアグレッシブの醍醐味です。クォーターランプという(長さは違いますがスノーボード ハーフパイプの1/2の面積の)場所をただ滑るだけでもかなりの全身運動になるのです。
スケートパークでもレンタルブーツはない事が多いので、自分でブーツやプロテクターなどを準備する必要がありますが、子供用のブーツも販売されていますので家族で一緒にスタートすることができます。
子供の場合はじめから専用ブーツでなくても大丈夫です。まずはスポーツ用品店やデパートなどで購入できるものからでも問題ありません。
上達するにつれて、家族で決めた目標を誰が一番に達成するかを競うのもいいかもしれませんね。いずれはジャンプなどを練習して、カーブやハンドレール、ランプやスパインといったセクションに挑戦するのも良いですよ!
スケートパークの場所はネットで検索しましょう。屋内パークや屋外ですが無料で利用できるところもたくさんあります。
3.BMX
平たく言えば自転車です。しかし競技用に作られている頑丈でシンプルなつくりのもので、ホイールは20インチ径です。BMXの分類によってブレーキがついていないものもあります。
ここでは、平らな場所ならどこでも練習ができるということから“フラット”と呼ばれるものを紹介します。
フラットは、平らな舗装された場所で足をつかず連続して技を決めてゆくというわかりやすい競技です。しかし使っているギアが大きい分、技が決まればダイナミックでパフォーマンス性がありとても見ごたえがあります。
自転車で足をつかず制止するというだけでも難しいのですが、これがまた何もかも忘れて集中できるので気持ちがいいのです。
舗装された平らな場所さえあれば、専用の施設がなくても自宅でも練習ができます。
自宅の駐車場だったり近所の公園だったり。屋根があり、ある程度の広さの場所であれば雨が降っても遊ぶことができますし季節を問いません。
BMXはサイズが決まっていますので、一台あれば家族全員で遊ぶことができますね。
まとめ
なんでも最初から上手くできるものはありません。
これらに限らず何でもそうですが、地味にひたすら練習が必要です。ただそれを練習と思うのか遊びとして楽しめるのかによって上達のスピードも変わってきます。
私は練習が楽しすぎて、毎日毎日日が暮れた後も街灯の下で時間を忘れて延々とトリックに挑戦していました。その姿を見た仲間からは「闇練(やみれん)の鬼」と呼ばれるほど…。
親になった今、子供達と一緒に楽しんでいるのですが、本当に子供の上達の速さには驚かされます。親が楽しんでいる姿を見ると子供も自然とやってみたいと思うようになるようです。
これらのスポーツに全く興味がなく半ば無理やり始めされられたわが子が、今ではギアが壊れてしまうほど遊び倒していますから。
エクストリームスポーツなんて始めるには遅いかも…なんて思わずに、きっかけがあれば一度やってみましょう!
いざ始めてみると様々な年齢の方が楽しんでいるのがわかると思います。
一人でももちろん楽しめますし、家族で子供と一緒に楽しめるのも嬉しいですよね。年齢や性別や季節を問わないので長く続けられますよ。
楽しみながら健康的に運動不足を解消でき、体も締まりますよ!悩んでいる方は思い切って始めてみるのはいかかでしょうか。
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