ネイチャーガイドの給料や仕事内容は?ガイドさんに聞いてみた

ネイチャーガイド。

あまり聞き慣れない言葉だと思いますが、旅行好きの方なら一度は会ったことがあるのではないでしょうか?

ダイビングをしてくれたときのインストラクターさん・・・

カヌー体験をしたときのガイドさん・・・

訪問先の自然を案内してくれた案内人・・・

ネイチャーガイドとは、その土地の自然環境をアウトドアを通して紹介、案内してくれる人のことです。

私は小さいころ行った北海道の知床半島で始めてネイチャーガイドに会いました。

その頃は世界遺産になる前で、時期もずれていたこともあり、あまり人も多くなく、ガイドさんとじっくりお話しながら知床の自然を歩いたのがとても思い出に残っています。

その印象があまりにも強く、私の小さい頃の夢はネイチャーガイドでした。

そして大人になり、実際将来を決める際、実際ネイチャーガイドってどんな仕事なのか、詳しく知りたくなったのです。

当時大学生だった私は、実際に日本各地、オーストラリアやインドネシア、マレーシアに足を運び、実際現地で働く日本人ガイドにお話を聞いてみました。

すると、自然を相手に仕事をするというのは思った以上に厳しい世界であり、ガイドさんたちが様々な悩みを抱えていることを知りました。

そこで、今回はネイチャーガイドを目指す人に向けて、私が話を伺った方々の声を混じえながら、自然を相手に仕事をするネイチャーガイドの本音をご紹介します。

ネイチャーガイドの給料や仕事内容は?ガイドさんに聞いてみた

実際給料ってどうなの?

まずは皆さん気になるところは給料。

はじめに言っておくと日本で働くネイチャーガイドさんの年収は300万以下が当然の世界。

また地域によってガイドできる時期も制限されるので、金銭的にはかなり厳しい世界だということがわかります。

実際私が話を聞いたオーストラリアのケアンズで無人島のネイチャーガイドをされている26歳の女性も同じようなことを口にしていました。

「ここの生活に大きな不満もなく、毎日が楽しく過ごせている・・・けど、実際生活していくので精一杯。

将来的に結婚もしたいし、子供もほしいから、もう少し金銭的に余裕のある職に就くため日本に帰ろうと思っているんだよね。」

調べてみるとオーストラリアの最低法定賃金が世界最高とのこと。一方でネイチャーガイドという世界は、このようにまだまだ厳しいのが現状。

しかし一方で、私が実際参加したツアーでガイドしてくれた沖縄県・西表島のネイチャーガイドさんは西表島でもオリジナルなツアーを組んでいて、日本全国からお客さんを集めているそうです。

地域的にも台風が多い時期があるみたいですが、その時は新しいツアーを組んだり、試行錯誤しているようでした。

実はこのガイドさん、日本のネイチャーガイドの世界では結構有名な方だったみたいです。

様々なガイドさんの話を聞いていると、給料の差が出る決定的な点が見えてきました。

それは、地域、オリジナル性をもって非日常を提供できるか。

これにつきると思います。

まず地域に関しては、ある程度ブランド力を持っていないと厳しいかと思います。

そしてオリジナル性をもって非日常を提供できるかに関しては、ガイドさんの腕の見せ所です。

お客さんはその地域の自然を楽しみ、どっぷり浸かりたいのです。ですので、いかに他にはない、オリジナルな方法でその地域の魅力をお客さんに伝え、非日常感を味わえるかが鍵になってくるかと思います。

これができれば、厳しい世界の中でも一つ頭が抜ける可能性があるのではないかと思いました。

想像以上のストレス

海外でネイチャーガイドをしていると、もしどれだけ儲かっていても、異国で暮らすというストレスがかかります。

リピーターでない限り、毎日初対面のお客さんの相手をするのですから、さらにストレスがかかります。

実際私がお話したのはマレーシアでネイチャーガイドをされている男性32歳。

この方はマレーシアのある地域の動物生態に詳しく、日本人観光客を中心にガイドを行っています。

もともと日本で働いていたそうですが、一念発起、マレーシアにネイチャーガイドとして暮らす決心をしたそうです。

この方にマレーシアでネイチャーガイドをするにあたりどんなストレスがありますか、と質問したところこんな回答が返ってきました。

「まず初めてマレーシアに来た時は生活の習慣が全く異なっていたので、異国でくらすこと自体がストレスだった。

慣れてきても毎日初めて会うお客さんを相手にするから多少のストレスはかかるね。それを面白いと捉えるか、ストレスだと捉えるかによって、ネイチャーガイド自体のやりがいも全く変わってくると思うよ。」

確かにネイチャーガイドの魅力として、いろんな人との出会いがあることを挙げる人が多かったですが、この方はそれをストレスだと感じているようでした。

物事に対する考え方は人それぞれですが、対人の仕事があまり好きではない方にとっては、どれだけ自然を愛していても、難しそうだなと感じました。

体力勝負、身体資本の世界

ネイチャーガイドの最大の壁として多くの方が挙げてくださったのが体力。

ネイチャーガイドにも体力的な負担はそれぞれですが、体力の衰退を不安に思っている方が結構いらっしゃいました。

先程例に出したマレーシアのネイチャーガイドの男性に、ネイチャーガイドとして続けていく最も不安な点はなにか聞いたところこんな回答が返ってきました。

「今は朝早くおきたり、一日中ガイドしながら歩いてても、一日寝たら回復するけど、年をとっていくとどうかな…やっぱり身体がついてこない時期が来る気がする。」

確かにネイチャーガイドは特に身体が資本の職業なので、体力がなくなったら仕事のパフォーマンスも落ちてしまいます。

これは確かに将来的な不安材料になりそうですよね。

一方で、日本の東北地方でガイドをされている70歳くらいのおじいさんに会ったことがありますが、その方は背筋もピンピンしていて本当に元気そうでした。

結局のところ、ネイチャーといっても仕事場は海、山、川など多種多様です。一概にこういう力が必要ということではありません。

ただ今からネイチャーガイドを目指す方は是非一度同じフィールドで働く人に話しを聞きに行くことをおすすめします。

そのフィールドだからこそ抱える体力的な不安を聞くことができると思いますよ。

まとめ

私も小さい頃から自然が大好きで、実際ネイチャーガイドに随分憧れた時期があり、本気でネイチャーガイドにチャレンジしようと思ったこともありました。

しかし実際海外で話を聞いてみると、憧れ以上に厳しい現実がありました。

もちろんその現実を理解した上で、現地での生活を楽しんでいる方もたくさんいらっしゃいます。

国や地域によって、ガイドする場所によって、現状は異なります。

もし海外でネイチャーガイドにチャレンジしようと考えている方は是非一度、話を伺いに訪問することをおすすめします。

その地域が抱える問題、現地で働く人の本音を肌で感じてから決断することが何よりも大切です。

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