青空文庫のススメ!あの文豪の作品がタダで読める

日本には文豪と呼ばれる歴史上の作家たちがたくさん存在します。皆さんは、そんな文豪たちの作品を読んだことがありますか?

夏目漱石をはじめ、芥川龍之介、森鴎外、太宰治……などなど。

彼らの作品は古い時代に書かれたものでありながら、過去から未来まで通じる普遍的なテーマを表現しています。彼らの本は、文学的な価値もさながら、人生を生きるための指南書としても大いに価値があります。だからこそ、後生まで彼らの名前が残っているのです。

現代日本において、彼らの作品を読んだことがあるとないとでは、教養の差が歴然として表れるといっても過言ではないでしょう。日本人としては一度は文豪たちの作品に目を通しておきたいところです。

本を買って読むのは大変

彼ら文豪たちの作品を読もうと思ってもなかなか食指が動かないのが、現代日本人の性です。

まず、本を買いに行くのに、ひと手間かかってしまいます。amazonなど通販で頼むのも可能です。しかし、これはこれで送料がかかり、お金が勿体無い気がします。しかも、日本の多くの文豪たちの作品を揃えて読もうとなると、結構な金額が必要です。なかなか痛い出費になるでしょう。

次に、日常生活のなかで、本を取り出して読むのがまたひと手間です。忙しい社会人となると通勤などの合間時間が、本を読むのに使われるでしょう。

しかし、そのためには本を常に携帯し、鞄から取り出せねばなりません。

なので、短い時間しかないと、本を取り出して読むのは、なかなか難しいです。また、周りの目もあって、「本を読んでも構わない場所や時間」でないと読めません。

そんななか、現代日本人の悩みを取っ払って、文豪の作品への道を開いてくれる、素晴らしいサイトがあるのです。それが、青空文庫です!!

青空文庫って?

青空文庫とは、著作権が切れた作品、もしくは著者が許可した作品のテキストを電子化して集めた、インターネット上の図書館です。ボランティアの方々が入力と校正を行なっています。なので、青空文庫内の作品を読むのにお金はかかりません。

日本国内では著者の没後50年で著作権が消失します。文豪と呼ばれる人々の多くは没後50年は経っており、彼らの作品にはもう著作権がありません。それらをボランティアの方々が電子書籍としてネット上にアップしてくれているので、なんと青空文庫では多くの文豪の作品をタダで読むことができるのです!!

さらに、最近ではスマートフォンで青空文庫の書籍を読むために、青空文庫のアプリが充実しています。そのおかげで、私たちはいつでもお手軽に文豪たちの作品に触れることができるのです。

青空文庫の文庫のメリットとは?

まずは何より、”タダ”ということに尽きます。試しにamazonで、夏目漱石の「こころ」の値段を調べてみました。金額は432円。と、思いきや、amazonでは中古も販売しています。中古の方の値段はというと……なんと1円。

これじゃ青空文庫じゃなくてもamazonで買えばよいじゃないかということになりますが、送料を忘れてはいけません。送料を考えると、結局300円弱かかってしまうのです。そしてもちろん、届くまでの時間もかかります。

青空文庫はダウンロードさえ済めば、無料でかつすぐ読めるのです。

つぎに、非常にお手軽だという点です。本を手に入れるのに、出かけたり注文したりする手間が要りません。ただワンクリックするだけで文豪の作品を手に入れることができるのです。読む際にも、スマートフォンにアプリを入れさえすれば、片手だけで名著のページが捲れます。

なので、本当に僅かな時間であっても、本を読むことができるのです。また、傍目からしたらスマートフォンを弄っているようにしか見えないので、周囲の目が気になる方も大丈夫です。

青空文庫は、忙しい現代日本人が文豪たちと向き合うために大いなる手伝いをしてくれるというわけです。

どんな本が入っているの?

さぁ、青空文庫で文豪の名著に挑戦!と言われても、作者や作品名がないと、なかなか実感として読もうという気力が湧かないかもしれません。そこで、青空文庫に収録されている作者とその作品について、いくつか紹介したいと思います。

夏目漱石
「こころ」「吾輩は猫である」「坊ちゃん」など

芥川龍之介
「羅生門」「地獄変」「トロッコ」など

森鴎外
「舞姫」「高瀬舟」「山椒大夫」など

太宰治
「人間失格」「走れメロス」「斜陽」など

宮沢賢治
「銀河鉄道の夜」「春と修羅」「グスコーブドリの伝記」など

江戸川乱歩
「怪人二十面相」「少年探偵団」「二銭銅貨」など

夢野久作
「ドグラ・マグラ」など

泉鏡花
「外科室」「高野聖」など

小栗虫太郎
「黒死館殺人事件」など

キリがないのでここらで打ち止めにしておきます。どうでしょうか。読もうと思っていたのに読めていない一冊や、前から名前が気になっていた一冊はあったでしょうか?

このように、青空文庫には様々な文豪たちの有名作品がたくさん揃っています。一人の作品だけでなく、色々な文豪の作品に浮気するのもまた一興でしょう。

ちなみに、青空文庫には日本国内の作品だけでなく、外国の作品も収録されています。カフカからシェークスピア、なんとガンジーまで(!)。

海外文学挑戦の窓口としても青空文庫は有用なのです。

まとめ

どうでしょうか。青空文庫で文豪の作品にチャレンジ、少しでも興味を持っていただけたでしょうか。

もしちょっとでも気になったら、ぜひ青空文庫のアプリをダウンロードして、そこにある名著たちを読んでみてください。

文豪たちの作品は、きっとあなたの人生をより豊かにしてくれるでしょう。そして、そのお供として、手軽で便利な青空文庫を有効活用してくださいね。

青空文庫の公式サイト⇒http://www.aozora.gr.jp/

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