
皆さんは映画の予告などを見て、「お、映画館へ見に行きたいな」と思ったとき、どれくらいのタイミングで映画館へ足を運びますか?
明日の仕事終わり、その週のお休みならほぼ確実に見れるでしょう。
それが「まだ始まったばかりは混んでいるだろうし、もう少し様子を見よう」と思い次の週、「予定が入ったから。また次の休みに見に行くか・・・」と次の週・・・
そんなふうに、のんびりと構えて、映画館に足を運ぶ or ホームページを見てみると、見たかった作品がもう上映終了しているor1日1回(しかも夕方4時とか中途半端な時間…)しか上映していない!とほほ…
なんて経験をした方は結構多いのではないでしょうか?
実際私も、人気作だと思って見るタイミングをだらだらと見計らっていたら、もう一回しかやってない・・・という展開がよくありました。
でも実際、作品の公式HPにも、映画館のHPにも上映終了日は記載されていないのがほとんど。
仮に上映終了日が表示されても、分かったときには上映期間残り1週間。なんてことも・・・
いったい映画館で上映している作品って、どのくらい上映しているものなのか。当時映画館で働いていた、私の実体験も交えて書いてみます。(ちなみに業界用語のようなもので、上映終了日のことを【楽日(らくび)】と言います)
公開してすぐの作品の上映終了日は、分からないのが基本
いきなり突き放すような内容ですが、これが事実なのです・・・
試しに映画館に、今週から始まった映画の終了日を問い合わせてみてください。
おそらく、「上映終了日は、まだ決まっておりません」と返ってくるでしょう。
と言うのも、映画は公開してみないと、どれだけお客さんが来てくれるのか分かりません。
いっぱいCMで流れているような作品、有名な俳優が出てる作品でも、内容が面白くなければ、最初は来場者が多くても、口コミで評判が悪ければ、客足は途絶えてくるし・・・
一方で「この作品は、そんなお客さん来ないでしょw」と思っていた作品が、ふたを開けたら超ロングランだったり。(他劇場はさておき、私が働いていた劇場は『この世界の片隅に』がこの例でした)
なので公開と同時に楽日を設けるのは、よっぽど見込みのない作品か、期間限定上映の場合のみと言っても過言ではありません。
なので、気になる作品があるけど、公開スグには見に行けない・・・と言う方は、小さな映画館(スクリーンが1つとか)でなければ、最低でも2週間上映すると思っていただくのがベストです。
上映終了日は、ある程度自分でも予想できる
上記のように、人気のある作品ほど長く上映しますが、そうでない場合、何度も上映終了日をHPに行って調べるのは面倒…
そういう時は映画館に問い合わせるのが一番。
しかし問い合わせ内容は「終了日はいつ?」ではなく、「○○って作品は土日混んでますか?」でお願いします。
基本的に土日の動因が多ければ4~5週間くらいは上映すると思います。
逆に空いていると言われたら、早めに映画館に行くことをお勧めします。
2~3週間上映かつ、1日4回上映だったものが、半分くらいに減ってしまう可能性も・・・
映画館は毎週土曜日か金曜日に新作が公開されるので、その関係で上映回数も上下してきます。
ただ、ごく稀にですが、楽日を発表せず、突然次の上映スケジュール表から作品が消えていることが1回だけありました…
最初は見落としただけかと思いましたが、どうやら他の方も経験したことがあるとのこと。
作品数の多い劇場では、ごく稀にあるようなので、そうなってしまわないように、気になる作品はこまめにチェックしとくと安全です。
終わってしまって見れなかった…でもあきらめるのは早い!
ただし!
場合によっては、終わってしまった作品が、別の劇場で公開されるケースもあります!
これにはいろんな理由が考えられます。
人気作品だけど、どうしても今後公開が控えている作品を考えると上映が難しい場合に、同じ系列の映画館で上映を引き継ぐパターン(「ムーブ・オン」と言っていました)。
「どの作品も、客足が微妙なうえ、控えている作品も微妙…他館で評判がいいものをうちでも上映しようかな・・・」というパターンなどなど…
他にもリバイバル上映(再上映)や、人気の監督なんかは、過去作一挙大公開として、新旧あわせて上映することもあります。
ただこの場合は、既にDVDが販売・レンタル開始していることも多いので、以前より選択肢が広がっているのも事実です。
どうしても映画館で味わいたい!そんな作品にはうってつけのシステムです。
まとめ
このように、映画の終了日は、結構ぎりぎりまで明確にならないことが多いです。
なので「いつ終わるのか」ではなく「どのくらいの期間上映されるか」に注目するのが言いかと思います。
またうっかり終わってしまった映画も、別の映画館で上映される可能性もあるので、たまに公式サイトをチェックしてみましょう。
最近は作品ごとにTwitterアカウントがある場合がほとんどなので、フォローしておけば、より再上映の情報が届きやすくなると思います。
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