秋に綺麗な紅葉になるもみじの育て方と剪定の仕方

10年前に母が山で見つけた小さな約10センチのもみじの木を庭に植えました。

ほとんど何も手も加えることなくグングン育ってしまい今では約2メートル以上のにもみじに成長しました。

春になるともみじの葉は色づき秋になると真っ赤に色を染めます。もみじは庭の縁側に植えたため隣の敷地まで葉を広げ出したのでそろそろ剪定の時期となってきます。

今まで一度も木を切ったことがなかったので色々調べてみてもみじの剪定を行ってみることにしました。

もみじの育て方

もみじは乾燥に弱いので植える場所は最初から半日陰になる場所を選んで植えます。土は水はけが良い場所に植えます。

時期は春か秋が望ましく、植える前にスコップで大きく土を掘りたっぷり水を入れ肥料を与えもみじを植えます。

しばらく根が張るまで土が乾燥しないように濡れた新聞紙などでもみじを覆い水を与えます。夏の暑い時期は強い日差しが当り葉が変色や葉が縮むこともあります。

一度葉が変色や縮んでしまうともとに戻らないので夏は乾燥を防ぐために葉っぱにもたっぷりと水をかけるようにします。

植えた年はもみじが枯れることや枝が弱いため折れる心配がありますので、秋が終わり冬が来る前に寒さや強い風を防ぐためにもみじを冬囲いしてもみじの木を保護します。

数年経つと木の枝も太くなり丈夫になりますので冬囲いは必要なくてももみじは大丈夫です。

もみじはどのくらい成長するのか?

もみじは一年で約50センチ以上成長します。5年~10年経つと2メートル以上に成長して根がとても張るので家の近い場所に植えてしまうと家を痛める恐れがあります。もみじを植える場所は家からある程度距離を置くことが必用です。

もみじの色はどのように色づくの?

一般的にもみじは落葉樹が有名でカエデ科をもみじと呼び、葉が赤色に変わるものを紅葉、黄色に変わるものを黄葉、褐色に変わるものを喝葉と呼ばれます。

それぞれの植物によって色素を作り出し、気温や水温、紫外線などの自然の条件の作用によって作りだされています。

木の葉にはクロロフィルとカロチノイドという色素が含まれておりますので、秋になり日差しが弱くなってきますと両方の色素が分解されます。

紅葉の時期になるともみじがきれいに赤く染まる年とそうでもない年がありますが、日中は温度が高く、夜は冷え込むことが必要なので秋晴れが続き、温暖さの激しい年はきれいで見事な紅葉がみられることとなります。

最低気温が約7度以下になると紅葉が始まり約1月程度紅葉を楽しむことが出来ます。

もみじの剪定の時期はいつ頃がいいのでしょう?

もみじの葉が真っ赤に染まり終えた時期が一番ベストなタイミングですが、葉が落ちてしまうとどの部分で葉が重なっているのかわかりません。

春になりもみじが葉を広げる春から7月の上旬まで、もみじの木から出てくる若く小細かい枝が大量に発生しますので切り落とす作業から始めます。

もみじは刃物を嫌うのでのこぎりやはさみで切らずにもみじの小枝を折るときはできれば手で折るのが望ましいです。

小枝は込み合っていますので風通しを良くして中まで日が入るように手で小枝を折ります。風通しが悪いと病気や害虫の発生の原因となります。

この時期に太い枝を切り落とすともみじの枝は勢いよく出てきます。

もみじの枝は直ぐに出て若い枝によりもみじの木の形が乱れたり、もみじの葉の色が悪くなりきれいな紅葉になることが出来なくなってしまいます。

もみじの紅葉が終えた秋に太い枝を切り落とすのが望ましいです。もみじは春と落葉時期に2回剪定を行い時期に合った剪定の方法を行います。

もみじの剪定の仕方は?

もみじの紅葉の時期が終ったら本格的に剪定します。

もみじは刃物を嫌いますがある程度大きく成長したら枝も太くなりあまり負担もないようなのではさみやのこぎりで切り落とします。

もみじは自然のほうがとてもきれいなのですが、隣の敷地に入っていくと葉もひろがり葉が落ちるので迷惑です。自然樹形を保ちながら小さく形を整えていきます。

枝先は切らずに枝分かれを鋭角に切り落とします。小枝や葉をうまく活用しながら処理します。

枝がU字形にならないように切り落とし、流れに逆らわないようにきれいに自然の形を残すことがポイントです。

近くでもみじの剪定をしてどの枝を切っていいいか分からない時は、一度その場を離れて遠くからもみじを見ることでどの位置がもみじが込み合っているか分かります。

そうすることによりすっきりしたもみじの剪定が行えることができます。

もみじの剪定は思ったより大変でした。もみじの木は2メートル近くあったので脚立を用意して行いました。

もみじの枝はかなり太く立派になっており葉もついていたのでとても重たくなっています。

一年に2回剪定をしておくことできれいなもみじの形を整えることができるので毎年行うことをおすすめします。

秋になると色鮮やかなもみじの色は一年の締めくくりの庭に変化してとてもきれいです。これから何十年も秋の紅葉を楽しむことができます。

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